法規No.13-1保有水平耐力計算について、守らなくてもよいものを一般的なルールだと青線で下線引きしていると思うのですが、条文の横にマークをかけたいと思っていて、令36条2をよむと(()除く)などどれがあてはまるのか、あてはまらないのかがわかりません@@:どれをやらなければならなくて、どれをやらなくてよいのかを教えてください。令36条2一 第81条第2項第1号イに掲げる構造計算によつて安全性を確かめる場合 この節から第4節の2まで、第5節(第67条第1項(同項各号に掲げる措置に係る部分を除く。)及び第68条第4項(これらの規定を第79条の4において準用する場合を含む。)を除く。)、第6節(第73条、第77条第2号から第6号まで、第77条の2第2項、第78条(プレキャスト鉄筋コンクリートで造られたはりで二以上の部材を組み合わせるものの接合部に適用される場合に限る。)及び第78条の2第1項第3号(これらの規定を第79条の4において準用する場合を含む。)を除く。)、第6節の2、第80条及び第7節の2(第80条の2(国土交通大臣が定めた安全上必要な技術的基準のうちその指定する基準に係る部分に限る。)を除く。)の規定に適合する構造方法
そういう時は一旦カッコ書きを除いて読むといいでしょう。令36条2一 第81条第2項第1号イに掲げる構造計算によつて安全性を確かめる場合 この節から第4節の2まで、第5節(……)、第6節(……)、第6節の2、第80条及び第7節の2(……)の規定に適合する構造方法基本は、全部やりなさい、と書いています。「節」に係っているかっこ書きの語尾で「・・・を除く」とある規定が、適用除外です。かっこの中に更にかっこがある場合は、その記述に従います。それを理解した上でもう1度読んでみましょう。-------------------------------------------------第81条第2項第一号イに掲げる構造計算によって安全性を確かめる場合この節から第4節の2まで、第5節( 第67条第1項(同項各号に掲げる措置に係る部分を除く。) 及び 第68条第4項(これらの規定を第79条の4において準用する場合を含む。) を除く。)、第6節( 第73条、 第77条第二号から第六号まで、 第77条の2第2項、 第78条(プレキャスト鉄筋コンクリートで造られたはりで2以上の部材を組み合わせるものの接合部に適用される場合に限る。) 及び 第78条の2第1項第三号(これらの規定を第79条の4において準用する場合を含む。) を除く。)、第6節の2、第80条及び第7節の2( 第80条の2(国土交通大臣が定めた安全上必要な技術的基準のうちその指定する基準に係る部分に限る。) を除く。)の規定に適合する構造方法 -------------------------------------------------例えば、鉄筋コンクリート造で保有水平耐力計算を行った場合「第6節」の仕様規定のうち令77条第一号は適用、令77条第二号は適用除外何も書かれていない令75条等は勿論適用となります。「やらなくていい」と言うよりも「やってなくても安全性を確保できるように計算しているからOK」と理解するといいでしょう。
環境19-4 熱電比について、熱電比=電気/熱 で 熱がどれだけ電気をつくりだせたかという比だと思うのですが、熱電比が小さい方が効率がよいということについて、分子である電気が分母である熱を超えることというのはないのですか?熱のエネルギーよりもつくりだされる電気の方が大きいということはありえないことなのでしょうか?
> 熱電比について、熱電比=電気/熱 で 熱がどれだけ電気をつくりだせたかという比だと思うのですが、違います。需要側で必要となる熱量と電力量の比です。熱量を電力量で割った値を熱電比といいいます。熱電比は建物の用途によって異なり、ホテルや病院では大きく、オフィスビルでは小さくなります。コジェネレーションシステムによって供給される熱電比が、需要側の熱電比と大きく異なる場合、コジェネレーションを導入してもエネルギーを有効に利用することができない、ということになります。そういったことを考えるための指標です。ポイントは「需要側の視点」で考えることです。熱電比可変システムをチェックしてみましょう↓http://www.ihi.co.jp/powersystems/technology/flecs.html
すみません、そもその「熱電比=電気/熱 で 熱がどれだけ電気をつくりだせたかという比だと思うのですが、熱電比が小さい方が効率がよいということについて、分子である電気が分母である熱を超えることというのはないのですか?熱のエネルギーよりもつくりだされる電気の方が大きいということはありえないことなのでしょうか?」というのがわからないのですが…?何がまちがっていますか?
それでは,コージェネレーションシステムについて見ていきましょう.http://www.juntsu.co.jp/qa/qa0209.html図1の上図コージェネレーションシステムにおいて「ガスエンジン ガスタービン」と書かれた箇所があります.ここで発電を行っています.燃焼させるわけですから、当然「熱」が発生します.これを捨てずに利用するのがシステムの目的です.この時に「有効利用可能排熱」と「利用困難な排熱」に分かれます.ここで過去問をはじめ,問題文で取り扱ってる「熱」というのは,通常「有効利用可能排熱」を指します.それを建物側に「熱」と「電気」として送ります.(総合エネルギーで70〜80%)この「(利用可能な)熱」と「電気」の比率を「熱電比」と言います.その上で,もう1度ご質問を確認します.> そもその「熱電比=電気/熱 で 熱がどれだけ電気をつくりだせたか> という比だと思うのですが、まず式が逆になっています.「熱電比=熱/電気」です.> 熱電比が小さい方が効率がよいということについて、効率が良いという話ではありません.ここで供給側の「発電効率」の話と混同するとややこしくなります.ここは需要側の「熱」と「電気」の利用の「比」の話をしています.> 分子である電気が分母である熱を超えることというのはないのですか?「分子は熱」「分母が電気」です.いずれにしても,超えても超えなくても,それは「比」なので関係ありません.(超える,超えない,という発想がある時点で,恐らくボタンの掛け違いがあるように思われます)
おお!さすがにわかりました。親切な解説ありがとうございました!^o^
お世話になります。環境9-2の問題の暗騒音がよく理解出来ていません。ネット上で、このような解説を見つけたのですが、ある場所の特定の騒音について着目しているときに、その対象になる音がないときに周りにある音のこと。たとえば住宅で隣戸からのピアノの騒音が問題になっているとき、ピアノが鳴っていないときにも常に周辺環境からザワザワと聞こえる音が暗騒音となる。これを元に考えると、この家が昼間、交通量の多い場所に建っていたとして、昼間、交通量が多い時には(←暗騒音が大きい)ピアノの音はきにならないけれど、夜になって、交通量が少なくなった時は(←暗騒音が小さい)同じ大きさのピアノの音でも、気になるようになる。という、解釈であっていますか?
解説中の「暗騒音が小さいと煩わしく感じやすく,暗騒音が大きいとあまり気にならない傾向がある」については、対象となる騒音が「不快」である事が前提になっています。> この家が昼間、交通量の多い場所に建っていたとして、> 昼間、交通量が多い時には(←暗騒音が大きい)ピアノの音はきにならないけれど、> 夜になって、交通量が少なくなった時は(←暗騒音が小さい)> 同じ大きさのピアノの音でも、気になるようになる。「暗騒音」を理解する上で(現象を説明する上で)の例え話としてなら構いません。あくまでそういう「傾向がある」という事で理解してください。本来の「騒音の評価」という観点では、もう少し踏み込んだ話になります。------------------------------------------(横浜市のサイト)http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/mamoru/kanshi/words/bgnoise.htmlこちらの内容では「航空機騒音の評価」を行う時に、その対象の音以外(暗騒音)の影響を無視できるかどうか」というところにポイントがあります。この「無視」というのは「人が気にならない」ということではなく、評価として「考慮するべきか、しなくてよいか」という意味です。特定の騒音レベルを測定するとき、その騒音があるときと無いときの騒音計の指示値の差が10dB以上あれば暗騒音の影響はほぼ無視できますが、10dB未満のときは無視できなくなるので、指示値を補正することでその騒音レベルを推定することができます。「暗騒音」=「対象としている音以外の騒音」「騒音の評価の際に、暗騒音の影響を無視できるかどうか(差が10dB以上)」この2点が理解できればOKです。
環境設備サポーター様ありがとうございます。横浜市のHPも確認しました。こちらの方が分かりやすいですね。(なかなか分かりやすい解説が見つけられず、解説を理解出来なかったもので^-^;;;)あわせて、「騒音の評価の際に、暗騒音の影響を無視できるかどうか(差が10dB以上)」も一緒に覚えておきます。
改めまして,模試の価値は,その「難易度」や「何点取れたか」ではありません.「そこから何に気づき,どう対策として活かせるか」今年度の学科模試では,一部の受験生の方々にお願いして,問題を解いた直後の問題集の画像を送っていただきました.そこには問題を解く時に,何をイメージし,何を拠り所に選択枝を絞り込んだ(又は外した)のかが記されていました.これをヒントに,対策として「活かせるか,活かせないか」は,工夫次第です.環境設備No.1を見ていきましょう.まず最初にお断りしておきますが「もっとも適当なもの」とあると,「引っ掛け?」と考える方もいらっしゃるでしょうが実際には,そういう意図での出題は有り得ない,と考えてください.そんなことで得点・失点を分けても,一級建築士としての技量の判定に,何の意味も無いからです.選択枝1から「あ!これ×(正答)だ・・・」と判断してしまうのはケアレスミスです.ここでは「○が2倍になったら△も2倍になる」という比例関係が成立するかどうかを聞きたいだけ,つまり純粋に,過去問で出題されている公式を理解しているかどうかを聞きたいわけです.解説を読めば,正答である選択枝4の内容が,取り分け難しいことは理解されると思います.次の図をご覧ください.http://www.ura410.com/00_ura410/pr/No.1-4pic.jpg「光度」と「照度」の関係性,「照度」と「輝度」の関係性が公式で表されています.(折角なので,この相関図を1度描いておいてください)今回,理想的な解法をされた方は,恐らく次のような記述になります.http://www.ura410.com/00_ura410/pr/A-No.1.jpg端的ですね.枝を2つに絞り,「公式」を書き出す事ができれば,今回は文句なしです.しかし,実際なかなかそうはいきません.一級の試験は覚える事が多いですし.出題側も,本気でこの選択枝4の解説の内容(上記の相関図)を題材にして出題しようと思えば,少しヒネッただけで,相当,難易度の高い出題も出来るはずです.一方で,それで本当に理解度が計れるのか?という懸念もあります.このNo.1では「選択枝1,2,3で絞りこめればOK」という意図で出題しています.http://www.ura410.com/00_ura410/pr/B-No.1.jpg上記の受験生の「1,3は×っぽい、2も×っぽい → 4は?」このアプローチが出来ていればOKです.このNo.1の4択としての難易度では,この判断が出来れば十分です.ただし,絞り込んで正解したものの,ちょっと怪しいアプローチも見受けられました↓http://www.ura410.com/00_ura410/pr/C-No.1.jpghttp://www.ura410.com/00_ura410/pr/D-No.1.jpg「光度,輝度」っていうだけで,その単位や概念図をイメージしてしまうのはやはり出題の意図が見えていない,それだけじゃなくて,今回は正解しましたが,違ったイメージのまま考えると,別の方向に解答を導く危険性があります.「問題文に書いてあることを知っているか,知らないか」「問題文に書いてあることが○か,×か」ではなく「出題者が聞きたいことは何だろう?」「出題のポイントをどこに設定しているんだろう?」という意識を持って解くようにしましょう.
次に環境設備No.2選択枝2も3も過去問の言い回しを変えて出題していますが,これは選択枝1で決まりです.環境設備No.3選択枝3と4で迷ったケースが見受けられます.選択枝4「空気齢」について,受験生も解説に記載している図を描かれているのですが,肝心な「給気口からP点までの距離」の遠近のイメージが描かれていません.「出題者が聞きたいことは何だろう?」点Pの位置を略図で比較するのが正攻法です.ところが,類似の用語「空気余命」「空気寿命」に引っ張られているようです.(ちなみにこれらの用語の説明文には「排気口」というキーワードが含まれるはずです)環境設備No.4失点してしまった方の例http://www.ura410.com/00_ura410/pr/A-No.4.jpghttp://www.ura410.com/00_ura410/pr/B-No.4.jpg得点できた方の例http://www.ura410.com/00_ura410/pr/C-No.4.jpghttp://www.ura410.com/00_ura410/pr/D-No.4.jpgこの違いは明快ですね.得点できた方は,選択枝4について,字ズラで判断しないで「熱の移動の大」→「抵抗が小」とイメージした事を略図と文字で描いています.失点してしまった方は,選択枝4についてスルーしたため,他の選択枝から誤りを「強引に見つけ出す」意識が強くなっています.こういった問題は「正答率50%前後」の問題になりやすいです.つまり「差がつく」問題です.「大小関係」「2項対立」はキチンとおさえておきましょう.回答率が分散する問題の多くに使われます.そして特に,この選択枝4のように「抵抗・率」「大・小」の紛らわしいものはその理由を示す「略図」を描いて,判断しましょう.知識をアウトプットしやすい形に整理しておきましょう.以上,簡単ではありますが,「思考のプロセス」による復習方法を伝授しました.(ご協力頂いた皆様ありがとうございました)問題に対して,何をイメージし,何を基準に枝を絞ったのか,正答するには何が必要だったのか,もっと効率よく解答する方法はなかったか,ご自身の「思考のプロセス」を振り返りながら,復習を行っていってください.そして,他の受験生の解き方を見る機会があれば,是非,見比べてみてください.そういうところに「気づき」がある事が多いです.
初めて質問します。よろしくお願いします。施工6−2で、「粘性土地盤における山留の撤去において鋼矢板の抜き後については川砂により埋め戻した」とありますが、平成3年の過去問で、「山砂,川砂及び海砂のうち,埋戻し土には,一般に, 粒度組成から山砂が最も適している」となっています。川砂でも×ではなく、選択肢4の方がより不適切だからこの選択肢は○になるという理解でよろしいでしょうか?あるいは粘性土地盤の埋め戻しの場合は山砂より川砂の方が適しているということになるのでしょうか?よろしくお願いします。
粘性土地盤の埋戻しの土については、その地盤の粘性土ではなく砂等で埋戻します。理想は山砂ですが、川砂でも構いません。海砂の場合は塩分が多いので注意が必要です。というわけで、施工No.6の選択肢2は、「川砂」という部分のみで×と判断するのは非常に厳しいです。選択肢4の内容の方が、不適切な内容(誤っている内容)であるため、正答肢としては選択肢4を選択することになります。そのようにご理解ください。
主働土圧係数 と震度k=0.2の意味がわかりません。たびたびすみませんが、よろしくお願い申し上げます!
まず、主働土圧とは下記のサイトにある図のように(擁壁の右側が地盤レベルが高くて、左側が低いとすると)右から左へと土が擁壁を押す力を言います。http://www.h4.dion.ne.jp/~honda.ao/dositu2.html一般に、長期荷重によって生じる主働土圧に比べて、中地震時には長期荷重によって生じる主働土圧の20〜30%程度大きくなります。一方、短期荷重の土の許容応力度は、長期荷重の許容応力度の2倍程度の大きさとなりますので、短期に生じる応力が30%程度の増加であれば、長期荷重で設計しておけば、短期荷重でも持つことになります。震度k=0.2とは、中地震のことを意味しています。そのようにご理解ください。
ありがとうございます!
振れ止めは、フランジ側を上向きにして・・のフランジ側とは、コの字型の振れ止め材の長手部分が、フランジ側でしょうか?それとも、開口が開いた短手の部分でしょうか?
軽量鉄骨壁下地の振れ止めには、リップ溝形鋼などを用います。C型の開口の空いていない部分を「フランジ側」ということが多く、通常は、フランジ側を上向きに、C型の開口の空いている部分を下側に配置します。
ありがとうございました。スッキリしました。
構造 NO13-3基礎はりの水平半地とはどんなものなのですか?(Sで片もちではりをだすときに「ハンチ」をきるとかいいますが、そういったたぐいのものですか?)
基礎梁(RC梁)の水平ハンチとは、平面的に梁端部を大きくしたものです。例えば、梁幅500mmの基礎梁の端部の梁幅を800mmに広げるなどの場合に水平ハンチをつけます。
施工NO17- 2ALCは縦づかいでも 横づかいでも5枚(段)ごとということでよいですか?施工NO18-2特殊表面仕上げボードとは何ですか?
施工No.17-2ALCパネルを縦張りとする場合は、ロッキング構法やスライド構法などを用いることで、躯体の変形に追従させることができますので、枚数指定はとくにはありません。横張りする場合は、ボルト止め構法が一般的ですので、躯体の変形に追従させるために、パネル積み上げ段数3〜5段ごとに受け金物を取り付けます。施工No.18-2特殊表面仕上げボードとは、化粧ばり合板とかプリント合板などであり、ボードの耐久性などをあげるために用いるものです。
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