平成26年度 合格者達の声


後半戦通信添削講座(参加No.1141)
Mさんの声(埼玉県)

【1.ウラ指導の指導内容で合格に役立ったこと】
40代後半での受験は体力的にかなりきつかったですが、ウラ指導のおかげでなんとか初受験で学科から製図まで乗り切ることができました。感謝しております。
どれも役にたちましたが、大きく3つの内容が役に立ちました。
①国語力
②添削力
③エスキース力
このもとになるのは、8月9日に開催された講習会です。これをもとに製図対策の方向性が自分なりに明確になりました。
過去問は時間がなかったので、縦読みしかしていませんが、問題の出され方や製図表現については勉強になりました。
試験直前は、製図試験のウラ指導(学芸出版社)で建築技術教育普及センターがどういう表現を標準回答例としていたかをチェックするようにしました。
・「製図試験のウラ指導」でプログラム図を作ること、どんな試験でもいわれていることですが、問題を作成する立場で物事を考えることがいかに大切か、というところが役にたちました。国語力開発講座での通信も良かったです。
・添削は、一発逆転模試の次の日の講義で役にたちました。どこをチェックするのか、つまり採点側の立場で判断することができました。
・エスキースは、一発逆転模試の次の日の講義において、塾生の方の説明がわかりやすかったです。

【2.学習方法で工夫したことや力を入れて勉強したこと】
①図面スピード
丁寧に書く癖があり、かなり遅く、最初は8時間以上かかっていましたので、これを海豆研究所のDVDを何度もみたりして訓練をかさね、8月9日の講義から10月11日までの2ヶ月で35枚書いて、3時間半前後まで縮めたこと。今年落ちた場合は、2時間から2時間半になるまで、訓練しようと考えていました。やはりスピードはとても大切だと思います。
②記述
過去問や通信添削、学校などのあらゆる記述をExcelで分類してまとめ、書く癖をつけました。
文字を書くスピードは早いほうなので、45分くらいでできるようにしていました。見やすい文字を心がけました。
③エスキース
屋外配置やエントランス配置、主要室の配置については、何度も繰り返し、スピードをつけて判断できるように訓練しました。多数派はどうなのかも意識しました。少数派になることも多いので、ラスト1、2週間は配置、アプローチ、コマ割など、時間の許す限り訓練しました。

【3.合格できなかった年に比べて心構えや当日の心境などで変わった点はありましたか?】
初受験でしたが、心構えとしてリラックス、集中、見直し15分、というのを守りました。
途中1回トイレにいってリラックスしています。作図をとりかかる前にいきました。
2級のときも15年前に受験しており、同じようにエスキースから作図にとりかかる前に一度トイレ休憩しています。

【4.その他,後進の受験生たちへのアドバイスなど自由にお書きください.】
製図受験は雰囲気に飲まれないようにするために、受験場所までの勧誘などには目もくれず、早めにつくこと。
今までやってきたことをパラパラとめくり、ここまでやってきたんだという自信をもつこと。
いち早く席についたら平行定規をセットし、電卓、定規、鉛筆、消しゴムなどを所定位置にセットする。
耳栓をして他の音が入らないようにし集中しました。
時間配分は必須。2時間エスキース、1時間で方向性がでないのなら、割り切ると心がけていました。
本番でも条件に書いていないことは、たとえ望ましいことでも割り切る、という方針にしました。
また、失格事項になる要求室の部分は何度もみなおし、落ちがないかを確認しました。
また最後の15分の見直しで、取り決めた見直し事項にそってチェックするのですが、採点と同じで、ここで減点をいかに少なくするかという観点で、記載漏れを補いました。
最後の1分で驚きのミスを発見したときには愕然としました。
ただ、記述を先行してしっかり書いていたので、図面を修正すると不整合と未完の両方で失格となると思い、茫然としたまま何もできずに時間切れとなりました。
しかし最後に書き直さなかったのが良かったです。
それ以外は、望ましくない部分がいくつかはあるものの、空間構成と条件は満たしているであろうということで、望みをつないでおりました。最後まであきらめない、パニックになったら深呼吸して冷静になる、ということが大切だと感じております。後進の受験生たちには、ぜひウラ指導の講義を早い段階で聴講し、モチベーションをあげ、方向性を明確にして、あとは最後まで自分を信じてがんばって欲しいと思います。