平成21年度 合格者達の声
■後半戦通信添削講座(参加No.1007),ユープラ(参加No.051)
イケさんの声(東京都)
ウラ指導事務局の皆様、自主勉サポーターの皆様方、二年間本当にお世話になり、ありがとうございました。
私がウラ指導を知ったのは、海豆研究所の博士さんのメルマガからでした。一昨年の夏、初受験で右も左も分からなかった私は、すでに資格学校の製図教室に申し込み済みでしたが、ペンギンさんの講習を受けて、どうしても気になって、講習後、添削の仕方や自主勉強会のことを伺いました。
そして、大変かなぁと思いつつ、しばらくウラ指導と資格学校、二足のわらじを履くことに決め、途中からでしたが自主勉強会にも参加させていただきました。
サポーターさん達や、同じ受験生である参加者の方々から直接分からないことを伺えたり、通信添削や自主勉を通じて、他の方の図面をたくさん検証したり、掲示板を通じて全国の受験生とタイムリーに情報交換できることで、自分の弱点を知り、次に生かしていくことを体験してしまうと、正直、次々と課題を与えられるだけの資格学校のやり方が色あせて見え、結局途中でいくのをやめてしまいました。(ただ、これは、私の場合であり、向き不向きがあると思います。)自主勉強会は、試験勉強ということを考えなければ、終わってしまうのが残念なほど、私にとっては毎週楽しい時間でした。
前の年のH20年度は、未熟なエスキスに相当時間をとられたことと、課題文の読み落としという致命的ミスにより、ランク3という結果でしたが、その後のユーザープランニングに参加することで、自分の至らなかった点や、合格した方がどこに力を注力し、どこを犠牲としたのか等、たくさんのことを学ぶことができました。
そして、昨年、今度は迷わずウラ指導一本で行くことに決め、2月の課題が始まる頃から、自主勉の方々と集まって、毎週過去問を解いたり、国語力を持ち寄ったり、タイムトライアルで課題を解いたりということを始めました。
あくまで私の場合ですが、前半戦からウラ指導の課題に取り組んで、大切と感じたことは下記の通りです。
1. 過去問をしっかり研究すること
2. 国語力を身につけること
3. エスキスの手順を確立すること
4. 自分を信じること
1. 過去問をしっかり研究すること
試験制度が変わっても、基本的にやることは同じです。過去問を読み解き、エスキスまででも構わないので、一つ一つ丁寧に見ていくことで、国語力を考える際にも、新しい課題に取り組むときにも、「これはあのときの!」など様々な発見や応用が利くので、とても大切なことだと思います。過去問は、前半の時間のあるときにしかできないことなので、ぜひ取り組むべきだと思います。
2.国語力を身につけること
「国語力開発講座」は、始めのうちはどのように取り組めばいいのかすら分からず、かなり困りました。しかし、ウラ指導の中でも度々言われているように、「出題者の目を養う」為にこれ以上のものはないと思います。
まず、図面を描くことで、自分が表現したいことが相手に伝わるのかどうか?
そして、なぜこのような敷地や周辺条件とし、このような建物が建つのか?建築として成り立っているのか?現実味はあるのか?収益等を考えたときにもリアルなのか?など、今までは単に解く側として漠然と捉えていたものが、一つ一つ意味のあるものとして迫ってきます。そして、さらにその図面を課題文に起こしたときに、A3という限られた文字数の中で、自分の伝えたいことを文字として伝えられるのか?この課題文で自分の図面に近いものを解答者に表現してもらえるのかどうか?などが分かります。このことにより、課題を考える方のご苦労が本当によく分かったことと(笑)、実際に課題を解くときに、出題者が何を一番大切にしていたのかが見えてきます。
今まで、以前に合格されたからから、『設計条件だけは、どんなことがあってもはずさないように』というアドバイスをいただいていたのですが、私の中では漠然としたものでした。しかし、国語力をやるようになって、その意味がよく分かりました。国語力を身につけたことで、どんな課題が出ても、とりあえずは落ち着いて取り組むことができるようになりました。
そして、5月頃から一月以上かけて取り組んだ「課題文作成コンペ」。これは国語力の集大成ともいえるもので、いつもは、自分の作った国語力は、提出して添削していただき、見直したらおしまいになりがちですが、自分の課題を自主勉の仲間にも見てもらいながら、何度も何度も見直し、どこが足りず、どこが余分なのか、どう表現すれば伝わるのか等、本当にじっくり考えることができ、ひとつの課題をゼロから作り上げていくことで、かなり自信になりました。
3.エスキス方法を確立すること
初年度の私は、エスキスの意味すらよく分からず、課題ごとに色々なやり方を試していました。しかし、添削で発表されるエスキスや自主勉の方々のエスキスを参考に、自分に合った方法を徐々に探っていくことで、まずはゆっくり課題文を2回以上読み、プロファイル、ウツワだし、パターンだし、ちびコマ(または倍コマ)、1/400へという決まった手順とエスキス用紙の使い方、エスキスにかける大体の時間を確立し、どんな課題に遭遇してもあせらないようにしました。
それには、数多くの課題を解くことよりも、ウラ指導で出されるレベルの課題を何度も何度も解きなおすことがとても大切だと思います。ほかの学校に通っていると、ウラ指導の課題数では少ないのではないか?と時々不安になることもあると思います。しかし、同じ課題を同じ手順で解いていくこと、また同じ課題をほかの人がどのように解いたのかを研究することから発見することのほうが、よほど実りが多いと思います。
これは、昨年一年間で私が実感したことであり、また、最近読んだお医者さんの本にも同じことが書かれていました(笑)。やはり何事も『量より質』だと思います。
4.自分を信じること
これは、多くの方がおっしゃっていることなので、私が申し上げることでもないのですが…。今まで、やってきたことを思い起こし、自分が試験勉強にかけた時間と努力を信じること。そして、どんなに迷ったときも自分を信じることが大切だと思います。
試験当日の私は、かなり緊張していましたが、たまたま自主勉の仲間に2人会えたこともあり、少し落ち着き、「自分を信じる」と自己暗示をかけて取り組みました。前の年のH20年のときのようなビックリ玉はない課題だったので、めちゃくちゃあせることはありませんでしたが、しかし終わってみればいつもできているはずのことの7割程度しかこなせていないような状況で、この二ヶ月はかなり不安な毎日を送りました。
それでも、終わってからも「大丈夫」と暗示をかけ続けて発表を待ちました。
なんだか、長々と偉そうなことを色々並べてしまい、お恥ずかしい限りですが、とにかく今回合格できたことは、ウラ指導のやり方をひらすら信じて、しがみついてきたこと、そしてそのことに応えていただき、本当にきめ細かくご指導いただいたこと、サポーターさんはもちろん、かけがえのない仲間にめぐり合えたこと、すべてに心から感謝しています。ありがとうございました。