平成19年度 合格者達の声


後半戦通信添削講座(参加No.1025),ユープラ(参加No.009)
Mさんより(鹿児島)

思えば平成18年12月、クリスマス前。
すでに、ユープラでの検証で自分のなかでランクⅣが確定していたとはいえ、ほんとうにハガキでランクⅣの通知が来たときは、まるでジェットコースターで一気に 急角度で降下したような感覚に襲われたのをはっきりと思い出します。

すでに、資格学校でのたたみ掛けるような課題の割に、検証に時間をかけなさすぎるやり方に自分自身が合わないと確信していたため、角番は、ウラ指導でやっていくことを、合格発表前から決めていました。

迎えた前半戦。

国語力開発講座で、過去問がテーマとなり、自分なりに過去問を解いたうえで自分で模範解答例を作ってみる。
まず、過去問を解くことで本試験の感覚を体験したうえで自分でその年の模範解答例を作ってみていかに本試験課題が上手くできているかということを気づかされました。

自分で自由にプランを作ってみる。
この経験が本試験でとてつもない成果を出すとは、正直、このときは半信半疑でした。

そして前半戦最後に迎えた、課題文作成コンペ
それまでに培った、国語力開発講座を通じての、「課題作成者の視点」を思いっきり出してみようと思い、出してみました。

自分で作った模範解答例。。。
かなりオーソドックス。

でも。

その後作成した課題文で、いくつかの思考の分岐点をつくれるように考えたことを思い出します。ひいては、その思考の過程が、まさにエスキスそのものだということに気づいたのはもう少し後のことです。

他の方のコンペ案をみて、俄然燃えました。
「すげぇ!!!」

実際に他の方のコンペ案を自分で解いてみた課題も数案あります。他の方が作った課題を解くのは、すごくエキサイティングでした。「ああ、ここを狙ってきているなあ」という課題作成者のキモチが伝わってくるんです。

そして、改めて過去問を解いてみると、その思考の分岐点の設定の仕方が巧妙なことに気づきます。つまり、いろんな方向性がある中、「大枠」をどれだけ捉えながら、パターンだしできるか。
そのために多少犠牲にする部分を自分でどれだけ取捨選択できるか、の「バランス感覚」がとてつもなく重要なポイントだということに気づきました。
この「バランス感覚」。
これこそが、一級建築士設計製図試験の本質じゃないだろうか?と考える今日このごろです。

このバランス感覚を磨くためには、課題を解きまくることが大事なのでは?と一瞬錯覚しますが、(僕は実際錯覚しかけたときがありましたが。。。)違いました。一課題、一課題、徹底的に分析する。他の人の図面をみる。自分の思考過程を洗い出す。

この作業が、もっともその「バランス感覚」を得るのに大事な作業なんだと今となれば思います。
決して学校のように採点者一個人の主観で採点された内容に一喜一憂してはいけないんだなということがはっきりと分かりました。

よく試験終了後に、「採点会」なるものが資格学校ではあります。
僕も18年本試験終了後に受けました。
僕のときは、明らかな欠格事項があったので、大きな事はいえないんですが、今年も含めて言えることは、けっして「ああ、これなら大丈夫でしょう」とは、よっぽどの図面でない限り講師は言わない。いや言えないというほうが正しいかもしれません。
だってそこには「責任」がでてくるでしょうから。。。
逆の立場になればよく分かる気がします。

大事なのは「趨勢(すうせい)」なんだなとつくづく感じました。
人間は弱いものなので、なにか意見をもらえないだろうかと、半ばすがる様な思いで人の意見を聞こうとしてしまうのですが、あくまで「人の意見」なんですよね。

実際にユーザープランニングで検証された方は体感されていると思うのですが、一図面だけみるといろいろ出てくる「これはどうかな?」が全体をみると「いや、ここじゃないな。。。」っていうのがわりとあります。
今年は特にその傾向が強いかもしれませんね。

話は変わりますが、今年 、正直にいうと、お恥ずかしいんですが。
本試験3日前に風邪をひいてしまいました。嫁さんは呆れかえっていました。

当日。
熱は下がりません。
38度近くの熱です。
一瞬、脳裏を「だめかも。。。」がよぎりました。
でも。ぜったいあきらめられません。
なんとかキツイ体をおこして、3×2コマの練習用プランを描いてみましたが、途中であまりにキツくて断念。
「3×2も描けないのかよ・・・・」
いよいよオシマイかもしれないと思いましたが、いままでお世話になった方々の顔、声、メールなどが思い出されて、絶対に最後までがんばろうと決意し、最後の大勝負にでました。
本試験って11時30分からですよね。

なんと、9時30分まで、僕、寝てました。
ありえないですよね?
でも本当です。
風邪でキツい汗と、冷や汗が入り混じる、最悪の角番当日。

でも。
なんとか、キツい体を起こして、製図板をもって、試験会場に向かうと、サポーターの方が待ってくれていたんです。
そこからは不思議と体のキツさはふっとんでいました。

「応援してくれる人がすぐそばにいる」

これだけで、体のキツさはふっとび、これまでの課題に例を見ないMAX集中状態に入りました。
そこからは、自分でもビックリするくらい落ち着いて受験できました。

試験終了後。

再現図を起こすと。「!」が盛だくさん。。。
斜線は足りてないし、いろんな「やらかし」があったんですが、結果は合格でした。

今にして思えば、ウラ指導での「国語力開発講座」、一課題に対しての受験生のプランがたくさん見れて検証ができる「添削課題」。
すべてが体に染み付いていたから、38度近くの熱がある状態でも、結果を出すことができたんだなあと思っています。

つくづく僕は、恵まれています。
僕を取り巻いてくれている人に。

そして、この一年間、自分が積み重ねてきたものに間違いがなかったことをしっかりと確認できました。

今年は製図の合格者が約半数でした。
多少、大目にみてもらった部分があるのかもしれません。でも僕は、一年間のウラ指導を信じての勉強が実を結んだんだと確信しています。
じゃないと、普通、熱でうなされてる人間が、一級建築士に合格できるはずがないです。

ほんとうに、信じて頑張ってきてよかった。
そう思います。

心から、ありがとうございます。